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生産者インタビュー

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フロンティアファーマーズのメインコンテンツ。福島県郡山市で農業を営む皆さんにインタビュー取材しました。彼らがどのように「農」に取り組み、受け継ぎ、繋いでいるのか。彼らの生の言葉で…
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#野菜

#53 阿武隈高地の豊かな土で育む米と野菜。全国に発信できるブランドをこの地から生み出したい

Hiro Farm 鈴木 博さん 郡山市の中心部から北東へ7~8km。阿武隈高地の山裾に広がる西田町は、農業が盛んな緑豊かな地域です。郡山を代表する観光地の一つであり、郷土玩具として全国的に有名な張り子人形の工房が集まる民芸の里、「高柴デコ屋敷」はこの西田町にあります。   その西田町で米や多品目の野菜を生産する鈴木博さん。西田町の農家に生まれ育ちましたが、農業を始めたのは40歳を過ぎてからでした。その背景にあったのは、故郷のなりわいをつなぎたいという思いです。   鈴木さ

#51 夫婦二人三脚で挑戦する農園の名前の由来は「縁(よすが)」

よすが農園 寺島匠さん 郡山市では、毎年約150人から200人程度が、新規就農者として農業をはじめています。 その中で、約半数程度が県外から移住してきた方など、外部人材の方々です。 富久山町の南小泉に農園を構えるよすが農園の寺島匠さんも、2021年に東京都から郡山市に移住し、新規就農者となった農家さんです。 寺島さんが郡山に移住したきっかけは、奥さんの実家が郡山だったことから。 奥さんとは2013年に当時勤めていたスポーツ用品を販売する会社の同僚として出会い、後にテニス

#6 美容師から農業へ転身し10年。 野菜作りへの情熱を支え続ける「強く高い志」

有限会社ニッケイファーム 大竹秀世さん 前回の「フロンティアファーマーズ」に登場してくださった鈴木農場さんの存在と取り組みは今、郡山の農業界にしっかり根を張り、仲間同士の横のつながりや後進の育成にもつながっています。 今回ご登場いただくニッケイファームの大竹秀世さんも、鈴木農場さんで農業の指導を受けた経験をお持ちの一人です。この道を志して10年あまり。無農薬・無化学肥料での野菜作りにこだわり、今では年間約100種類もの作物を生産する、郡山の農業の未来を担う期待の若手の1人