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生産者インタビュー

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フロンティアファーマーズのメインコンテンツ。福島県郡山市で農業を営む皆さんにインタビュー取材しました。彼らがどのように「農」に取り組み、受け継ぎ、繋いでいるのか。彼らの生の言葉で…
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#生産者

#22 役者、教師を経て70年続く梨農家の3代目へ。先輩達への感謝を胸につなぐ故郷の農業

谷代果樹園 谷代克明さん 郡山の北西部に位置する郡山市熱海町。磐梯熱海温泉で広く知られ湯の町のイメージが強いエリアですが、実は国内有数の「梨どころ」でもあります。その栽培の歴史は明治以来100年以上とも言われ、毎年この地からたくさんの梨が県内、国内の各地へ、またベトナムなど海外へも届けられています。 ここ数年、熱海の梨農家の間では「ジョイント栽培」と呼ばれる新しい栽培方法が積極的に導入され、収量の向上を実現しています。木の幹を片側一方向へ伸ばし、その幹の先端部を隣接する幹

#17 いつかうねめ牛を松坂牛や米沢牛のようなブランドに。父と競い腕を磨く若手肥育農家の挑戦

有限会社武田ファーム 武田侑也さん 郡山が全国に誇る銘柄牛「うねめ牛」。生後約10ヶ月で買ってきた子牛を市内で約20ヶ月にわたり育て、肉質等級「4」以上を獲得した牛の中から、さらに質・グレードが優れているものだけにその名が与えられ、飲食店や小売店へと流通されます。繊細な肉質が特徴で、しっかりとした食感がありつつ脂の重さを感じない、柔らかくなめらかな口当たりの牛肉です。松坂牛や米沢牛といった全国的に有名なブランド牛と同じく、前提は雌牛であること。郡山の豊かな自然のもと愛情たっ

#11 「中途半端な気持ちでは農家は務まらない」―お客様から信頼を集める本気の梨づくり

伊藤梨園 伊藤正且さん 県内の農業振興を目的に次代を担い地域のリーダーとなる農業者を育成する「福島県農業総合センター 農業短期大学校(アグリカレッジ福島)」。1935年に「福島県立修練農場」として開設後、幾度かの組織変更を経て1988年から現校名となり、毎年数十名の農業を志す若者が、県内各地からその学びの門を叩いています。 アグリカレッジ福島の卒業生の多くは今、県内各地で農業や農業関連産業、食品産業などに従事しており、地域の食を支えるキーパーソンとして活躍しています。郡山

#10 「うちのブドウだけで作ったワインを飲みたい」―44年のノウハウを活かして挑むワイン用品種栽培

中尾ぶどう園 中尾秀明さん 果樹王国・福島における6次産業化推進を目的に、公益財団法人三菱商事復興支援財団の支援のもと2015年に完成した「ふくしま逢瀬ワイナリー」。郡山の市街地から湖南町へと抜ける三森峠の麓で、果実酒の生産から醸造、販売までを一貫で企画運営しています。2016年からシードルやリキュールの販売をスタート。2019年にはいよいよ郡山産ブドウを使ったワイン「Vin de Ollage」が発売され、ワイナリーとしての実績を少しずつ積み上げています。 現在、「Vi

#9 「なくてはならないものを作りシンプルに暮らしたい」—地域の人々に支えられ家族で歩む農業の道

株式会社あぶくま商会 百目鬼昭徳さん、綾子さん スマートフォンがどれだけ普及しても、AIがどれだけ発達しても、インターネットがどれだけ知的好奇心をくすぐっても、日々の生活において変わらず欠かせないもの。「食」の存在はまさに、私たちの命に直結する、なくてはならないものです。 そんな「食」を生み出す農業の魅力に気づき、東京から郡山に居を移して農業に取り組むご夫婦が郡山にいます。百目鬼昭徳さん・綾子さんご夫妻。昭徳さんはかつてIT業界で働いていましたが、2014年、綾子さんの実

#8 「やるつもりがなかった」農業。3年でブランド化から店舗運営へ。広がり続ける女性養蜂家の夢

Oriy’s HONEY 代表 折笠ルミ子さん 農業は、他の第一次産業に比べて従事者に占める女性の割合が高いと言われています。また、近年盛んな農産物の6次産業化においても、女性ならではのセンスと感性を味やパッケージに活かした商品が多く生み出されるなど、農業における女性活躍の場は格段に広がっています。 そんな中、福島県農林水産部では、県内で農業に従事する女性たちが相互に交流し経験や情報を共有することで県の農産物の魅力を高めていこうと、2016年7月に「ふくしま農業女子ネット

#5 郡山の農業の未来を担う“一番星”。 ブランド野菜を育てた父の背中を追い生産者の道へ

鈴木農場 鈴木智哉さん 農業界全体にとって深刻な問題である生産者の高齢化と後継者不足。農林水産省のデータによれば、年齢別の就業者数で見た場合、49歳までの農業就業者の数は全体のわずか16%。約7割を60代以上が占めています。一方、若手の新規就農者数は伸び悩んでおり、その流れに歯止めがかかる気配はありません。 そんな中、2017年、大学卒業後すぐに就農した期待の若手生産者が郡山にいます。彼の名は、鈴木智哉さん。「万吉どん」「佐助ナス」「あこや姫」など人気の郡山ブランド野菜を